日本マス・コミュニケーション学会2018年度秋季研究発表会(駒澤大学)
口頭発表
リタイア世代の「利用と満足」-メディアは社会活動を代替するのか
メディアはリタイアに対する補完機能を有しているのかについて検討したもの。質問票調査の結果、就業の有無よりも、年齢や性別のほうが各メディアへの効用認識に強い影響を及ぼしていることが見出された。リタイア前後の回答者を擬似パネルとして比較しても、リタイアによる効用認識の増大は確認できず、メディアが社会活動の代替機能を有しているという通説は支持されなかった。