日本精神分析学会第61回大会(幕張メッセ国際会議場)
一般演題
覚えていない解釈について
あるクライエントとの精神分析的心理療法を開始して約2年の間,治療者は触れ合えない感覚を持ち続けていたが,ある出来事をきっかけに治療が展開していくことを経験した。それは,面接時間外の電話によって,クライエントから治療者自身が覚えていない言葉を怒りをもって指摘されたことであった。約3年の心理療法経過を振り返り,治療者が自身で言ったことを覚えていない現象について考察した。